(画像は、AERWINSのHPより拝借させていただいております。)
2023年2月6日、ドローンやホバーバイク等のエアモビリティの開発を行っているA.L.I. Technologies(以下、A.L.I.)の持株会社が、米国のSPAC(Pono Capital Corp.)との統合(De-SPAC)を完了し、社名をAERWINS Technologies Inc.へ変更をし、Nasdaqへの上場を行いました。(A.L.Iのプレスリリースより)
A.L.I.は、米国に持株会社となるAERWINS Technologies, Inc.(以下、AERWINS)を設立し、買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company:SPAC)であるPono Capital Corp.(以下、Pono)と統合によりNasdaqへの上場を企図していることを、2022年9月7日に発表していました(LINK)。その後、2022年12月1日にはPONOがSECへForm S-4を提出し、その後何度かS-4の修正が行われ、2023年1月13日にはS-4が有効(Effective)になっていました。
SPACは通常、上場後24カ月以内に買収相手を見つけ、統合を実行することが要求されています。Ponoは2021年8月13日にNasdaqに上場していたので、2023年8月までにDe-SPACを完了することを目指すスケジュールでした。2000~2021年には大きなブームとなったSPACですが、近年は急速に下火になり、De-SPACを完了できずに解散するSPACが続出している状況でした。
なお、Ponoの監査人はMarcum LLPで、AERWINSの監査人はTAAD LLPです。De-SPAC後どちらの監査人が監査を継続するのかは現時点では明らかになっていません。
※かっこ書きは今回上場した米国法人の情報
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